『「感動エピソードはデマ」はデマ』で思ったこと
女子レスリングの吉田沙保里を破ったヘレン・マルーリスが吉田選手の優勝する姿を見て憧れを抱き、両親に反対されながらもついに憧れの選手と対戦して金メダルを獲得した…という話が「ネットにソースがないのでデマだ」と書いたブログが拡散された話。リソースはネットではなくTVだった。
もしこのTV報道が嘘なら本当にデマなんだろうけど、それを証明するのは「〇〇に情報がない」のではない。
デマブログの人、情報が正しいかどうか確認するためにちゃんとリソースを調べました、というのは良かったけれど、すべての情報がネット上にあることを前提に考えてしまったところが残念(><)
こういう頭の固いというか狭い思考の人っていますよね〜。
自分の周囲の人、見ているサイトの人が同じ意見だとそれが大勢で正しいと考えてしまうのもよくあること。
大抵は世間知らずの「子供」だけど、いい「大人」でもいるよね。自分は正しくないこともあると自覚して周囲の意見もよく聞くようにすればいいだけなんだろうけど、知らないことは知らないのでなかなか自分の知らないことへの想像力が働かない。
昔からそういう人をこう表現しています。
「井の中の蛙、大海を知らず」
実際に知らなくても、井の中であっても「大海があるんだろうな〜」と想像できる力があるかどうか、確かめようと井戸から一歩出てみる勇気があるかどうかが残念な人になるかどうかの分かれ目かも。
この一件で、デマブログさんが「みんなにわかってもらえなかった」じゃなくって「知らないことがわかった」とポジティブに捉えられているといいなぁって思いました。