金の手帳はどこへ
シャープについて、池井戸潤ストーリーのリアル版と評していた人がいて、なるほどねぇと思った。
みんなドラマを見るような気持ちでニュース読んでるよね。
今は考えられないかもしれないけど、昔は暮れになるとどこも会社の名前の入った手帳をお得意先とかに配ってて、人によっては「御社の手帳が使いやすいので来年も」とか言って営業を喜ばしてたんだけど、シャープの手帳はすごかった。表紙も紙の縁も
金。
やっぱり西のセンスは東とは違うなぁとそれを見て感心したもんだった。
あれから20年.... 高度成長期の経験とバブルでの成功を自分の努力の結果と勘違いしてしまいがちな世代の成れの果てなのかも。
にしてもさ、さすがにここに来て会社のネガティブな評判が表沙汰になったらシャープ叩きしてる人いるけど、そんな情報なかった時は中華企業に買われるなんてかわいそうとか擁護してたんじゃないの?と思うと、なんか教室でいじめを見ていて「空気を読みながら」いじめ側につく「その他大勢」の姿を見ているような感じがした。
「空気を読む」って他の人のためじゃなくて自分のためな人が多いのかもね。